青汁には様々な原材料がある
青汁と一口にいっても、実は様々な原材料があります。
原材料は基本的には野菜や果物ですが、これによって味も飲み心地も異なります。
さらに、改善できる疾患や効果を挙げやすいポイントも大きく異なるので、
その点についても、ある程度の知識を持ったうえで製品を選ぶのが理想的です。
主要な三つの原材料
現在では、原料として用いられやすい野菜がある程度絞られてきています。
これは、その栄養価の高さなどにも大きく関係しているでしょう。
そして主要な材料として三つの野菜が挙げられます。
それが下記の三種類の野菜です。
ケール・大麦若葉・明日葉
これらの野菜を組み合わせたり、他の野菜と組み合わせたりするのがポピュラーで、
なおかつ効果も圧倒的に高いものが期待できると考えられています。
ケールの特徴
ケールはもっとも人気のある素材のひとつで、豊富な栄養価が最大の魅力です。
ヨーロッパを中心に活躍している野菜ですが、その豊かな栄養と生産性の高さが評価され、
今では青汁のもっとも代表的な原料として知られるようになりました。
別名は「緑黄色野菜の王様」とも呼ばれており、
バランスよく栄養を保有していると言われている緑黄色野菜の中でも、飛びぬけてタップリの栄養が含まれています。
キャベツの原種としても知られています。
弱点は「苦い」ということで、青汁に苦いというイメージが定着してしまったのはケールのせいとも言えるかもしれません。
ケールに含まれている栄養素
ルテイン
抗酸化物質として知られるルテインが豊富に含まれています。
これはカロテノイドの一種であり、体内で合成されることはありません。
基本的には目の組織や肌、子宮内膜や女性の乳腺に存在しています。
β-カロテン
目の網膜を調整したり、皮膚と粘膜を正常に保つ働きを持ったビタミンの一種です。
体内に吸収された後、ビタミンAに変換される成分でもあります。
ケールに含まれるこの他の栄養素
リブロース-1、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、食物繊維、葉酸etc...
大麦若葉の特徴
大麦若葉は最近になって注目されはじめている青汁の原料です。
穀物の大麦を若い段階で収穫したものを指しており、美容などに特に高い効果を示します。
ケールと比べると味にクセがなく、苦味が少ないのが特徴です。
粉末タイプの製品でもすんなり飲めてしまいますし、製品によってはお茶のようにごくごく飲めるものも多いです。
大麦若葉に含まれている栄養素
SOD酵素
抗酸化物質「SOD酵素」を豊富に含んでいます。
本来は人間の身体に備わっている防御システムですが、年齢を重ねるにつれて分泌される量が減少してしまいます。
つまり、生涯でSOD酵素を作り出せる量は限られているのです。
その為、一定の年齢を過ぎたら体外から積極的に摂取しないと、身体がどんどん年老いていきます。
だからこそ、美容に高い効果を発揮すると言われているのです。
ちなみに、SODはスーパー・オキサイド・ディスムスターゼ(super oxide dismutase)の頭文字だとか。
大麦若葉に含まれるこの他の栄養素
カルシウム、鉄、亜鉛、カリウム、マグネシウム、銅、ビタミンB1、アミノ酸、食物繊維etc...
明日葉の特徴
若葉を摘んでも次の日には生えてくるというほどの生命力、成長力をあらわした名前の明日葉。
その名の由来通りの強靭な生命力を裏付けているのが、含有される栄養素です。
日本原産の珍しい野菜としても知られており、暖かい地方で自生しています。
特有成分であるカルコンが健康の増進に大きく寄与するのが最大の魅力でしょう。
明日葉を主原料としている製品の代表例としては「ふるさと青汁」が挙げられます。
明日葉に含まれている栄養素
カルコン
明日葉にのみ含まれる特殊成分として知られている黄色い液体です。
強力な抗酸化作用を持っているのと同時に、老廃物を排除する能力も優れています。
明日葉に含まれるこの他の栄養素
β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、カリウム、鉄、食物繊維etc...